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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。久しぶりに更新します。

2013年2月26日火曜日

日本人奧さんをもつガイジンの悩み

これは、日米の文化差としても面白いです。さて、どれだけ当てはまりますか?

シリコンバレー最新事情: 205  日本人妻を持つ外国人夫の悩み



とても笑えますが、結構当たっていると思います。

食器の洗剤の残りが気になるのね。とか奧さんがコメントしていました。
つま先歩きでも靴で上がると怒られるけど、裸足で外へでても怒られるとか。ガイジンにとっては、不可解でしょうね。

お父さんが残飯整理係というのもかなりあたっているし、奧さんがしょっちゅう実家に長期に帰国。旦那は来るなというのも。。

また、お客が来ると食事の品数が増えるとか、日本人に会うときには、しゃべれることにチェックがはいるとか、いかにもありそうです。

逆はないのか?)
逆とは、
  1. 日本人夫を持つ、ガイジン妻の悩み
  2. ガイジン夫を持つ、日本人妻の悩み

で、2のほうは上の裏返しなので、大体、予想がつきます。1の方に対しては、欧州の女性と結婚した日本人男性は少ないと思います。

理由は2つかと思います。欧州人はマッチョで強いのが好きなので、華奢な日本人には魅力が無い。そもそも本能的なのか、女性は自分より大きな男性を選ぶ傾向があるように思います。
また、日本の男性は一家の大黒柱という思いがありますが、欧米人は良きパートナーを求めるということでしょうか。。最近の若い人は変わってきているようなので、こちらのほうは、最近の若者ならクリアするかもしれませんね。

すれ違いの理由)
日本やアジアは、子供が生まれると子供が家庭の中心になるのですが、これが夫婦が中心の欧米人には理解できないんでしょう。

事情通の日本人奧さんによると、「日本語がわからない米国人夫は足手まといなので、つれて実家に帰省したくはない。日本語がわかる子供をつれて、夫だけ残して帰省するんでしょ。。」と、バッサリ。。

日本語を維持したほうが有利というのもあって、日本人奧さんは子供と日本語で会話するので、米国にいるのに、家庭の中の公用語が日本語。文化も日本文化。

「(子供が生まれると..) こんなことになるの?!?」という、日本人奧さんをもらった、米国人の悲哀が聞こえてくるように思います。

ある方曰く、
大和なでしこだと思って日本女性と結婚したアメリカ人が、こんなはずでは無かったと思っているように思えます。古代ギリシャ以来、女は弱し、されど妻は強しという事でしょうか。サラリーマン川柳を読んでいるようですね。

もうすこし理屈っぽく解析すると)
1) 欧米は核家族で家族は夫婦のつながり
 2) アジアの家族は親子のつながりが中心なので、子供が生まれた途端に、夫はおまけになる。。というのが、欧米人にはとてもわかりにくいのだと思います。

ただし、
2.1) 日本はその中でも、唯一、欧米的な核家族を志向しています
2.2) 他のアジアは親戚や祖父母のつながりが強い。

シリコンバレーでは、1ベッドや2ベッドルームの狭いアパート(日本の昔の団地サイズ)ですら、祖父母と孫をいれた3世代で住んでいる中国人やインド人は多いです。

また、韓国などでは、親戚に資金援助したりするらしく、今の日本とはだいぶ違うように思います。

核家族で親子のつながりだけとなるうえに、仕事熱心な父親が家庭を顧みないというこれまでの日本のあり方だと、子供は母親だけの影響を強く受けすぎるので、情緒教育と、子供が親から独立していく過程が不自然になるという点で、悪い影響がありそうに思います。

2013年2月18日月曜日

iOS6.xの脱獄


iOS6.1 つまりiPhone5, iPhone4S, iPhone4, iPad3, iPad2 などのiOS6.1の完全脱獄(untethered Jailbreak)ツールEvasi0n がリリースされたと出ている。 http://www.evasi0njailbreak.com/ など参照。

しかし、従来無かった新たなツールなので、もうすこし確認したい。

http://evasi0n.com/ がホームページである。

Pwnageなどのツールと異なり、一旦、iOS6.0, iOS6.1に入獄(つまり、正規版をインストールして)から、脱獄するツールである。これは、かつてあったGreenpois0nと同じ。
SIM unlockしたい人は入獄時にbasebandを上げないように注意が必要である。

また、日本人で、脱獄を試みた人がいる模様。

http://tools4hack.santalab.me/how-to-ios61-untethered-jailbreak-evasi0n-01.html

に情報がある。iPad2で脱獄してみて再度報告したい。

国際人にとって大事なもの

国際人にとって大事なものはなんであろうか。。。

  • 語学力
  • リーダーシップ
  • 教養
  • 専門知識
  • お金
多分もっと大事なものがあると思う。
それは、アイディンティティ(自己同一性、帰属意識) http://bit.ly/VptUMB であろう。


海外で活躍する人たちが、「日本を良くするために」といろいろ情報を発信するのも、実は、海外で良いことを見付けたからではなく、目立ちたいためでもなく、外に出てこそ感じた、日本への強い帰属意識によるものだと思う。

親が子供に与えられるもの)
子供が国際人になったときに、一番重要なのは、アイデンティティだと思う。それは、
  • 日本人とは何なのか
  • 日本とは何なのか
  • 自分のオリジン, 祖先は誰なのか
  • 自分の親、祖父、親戚はどういう人だったのか
  • 自分が存在するのは何のためなのか
などである。日本人とは。。は、学校でも教えられるが、自分の祖先や由来などは、家族しか教えられない。

生みの親が分からないひとが、実の親にこだわるのも、このアイデンティティを求める人間の本性だろう。



国内でも)
日本の国内でも、出身地を離れれば、強い郷土愛を感じることがある。郷土の言葉にコダワルこともある。まして、文化が全然違う海外に出れば、そういうコダワリを強く感じる。

郷土愛は、郷土から出たことがなければ分かりにくいのと同様、日本人として帰属意識であるアイデンティティは他の文化の中で疎外感を感じないとなかなか感じないと思う。旅行程度で感じるかどうかは、個人の感受性によるだろう。。

昔は)
1980年代、まだ、インターネットもないころに、米国中西部の大学院に留学した人によると、一切日本語に触れることが無かったという。日本人の友人がわずかにいるだけで、一切日本語に触れないので、英語はかなり上達したという。

一方で、全くの異文化の中にいて「自分が日本人である」という強い帰属意識を感じたとのこと。友達は、米国人よりも、英国人など欧州人とか台湾人とか、同じくアイデンティティ危機を感じている人が、多かったという。

今は)
インターネットもある、Facebookもある、西海岸とかには日本人も沢山いる。ダイソーやラーメン屋など日本を感じる店舗もある。それでも、やはり皆、日本に貢献したいと思い。いろいろ発信している。

海外を学ぶだけではなく、本当に自国のことを考える人を増やすためにも、若いうちに、旅行ではなく、どっぷりと海外につかる経験をさせたほうが良いと思う。

そこでよりどころになるのが、アイディンティティであり、海外に出てから悩むよりは、最初に持たせておいてあげたい。

実は転職時にも起きる)
このアイディンティテイの喪失に悩むのを、アイデンティティ・クライシスともいう。
これに悩むのは、青年期に自我の形成時にも起きる。
就職や転職時に自分の専門性は何かでも悩むだろう。
退職したあとにも起きると思う。
企業内の転勤で他の部門に異動しても起きると思う。

終身雇用で流動性が乏しいと、このアイディンティティクライシスに会う機会が、少なく、企業や自分について考えるチャンスが減って流されやすいと思う。定年してから、気づくよりは、もっと早く気づきたい。

ある程度の流動性こそ活力の源といえる一つの原因かもしれない。

2013年2月17日日曜日

なぜ日本に沢山の原発があるのか.... 行動した理由を考えたい!!


日本には、なぜ世界第3の台数になるほど原発が沢山あるのか。多分オイルショックと関係があるのではと思い表にしたら、やはり関係ありそうです。敗戦国日本ならではの、国家安全保障意識の高さがあったかもしれません。当たり前すぎますかねぇ。

稼働数解析)
 稼働時期が出た原発の一覧が、http://bit.ly/IlH7iR にあります。http://bit.ly/Hw70yr これをexcel上に表にしました。黄色で囲った、78年と84年に2つピークらしきものがあります。特に84年のピークが大きいです。

日本の原発稼働数とオイルショックの関係
建築期間は、http://bit.ly/Hw70yr によると、地質調査から稼働まで4年。認可を考えて5年と考えます。
 http://bit.ly/IlFIZy によれば、オイルショックが、1973年と1979年に始まっており、+5年すると、78年と84年となり、原発の稼働ピークに重なります。原発の設置はやはりエネルギー安全保障と関係しているのでしょう。

 エネルギー政策は国家の重要事項ではあるうえに、日本人は生真面目なので、先回りして穴を塞ごうとする。「電気代が上がろうが、産油国に原油を止められようが、産業がちょっと停滞しようが、まあいいや。」とは考えないから、産業発展してきたのでしょう。
もちろんエネルギーの安定確保は国策としての最重要課題だと思います。

世界の原発数)
http://www.jaif.or.jp/ja/nuclear_world/overseas/f0103.html (以下に表を引用)にあるように、日本の原発数は、米国104基、フランス58基、についで、世界3番の数です(稼働していないモノも含めて数えるとフランスを抜いて世界2位です)。ただし、中国で建設中・計画中のものが完成すると中国が2位になります。また、インドでも多数計画されています。

ちなみに韓国は日本の東京ほどのGDPしかないのですが、21基も原発があります。やはり国家安全保障、米国との関係は原発数に影響していると思います。

説明を追加


 また、http://bit.ly/Z5Rei7 に世界の原発数の分布の地図があります。赤丸が原発です。引用します。





公害をどう考えるか)
食品に混入するというカネミ油事件を起こし、毒性の高いPCBもありました。これに関しては http://bit.ly/Z5LIMw にあるように、電化製品からのPCBの問題が露呈したのが2000年から、日本はPOPs条約をいち早く批准して、2016年までにPCBを全処理する約束をしているようです。

石綿(アスベスト http://bit.ly/Z5M1a6 物理的接触により肺がんを引き起こす)にしても、フロン(http://bit.ly/Z5M99L 科学的には安定で用途が広いが、オゾンホールを引き起こす)にしても、一度は絶対に便利だ、安全だと思っても、じつは思わぬ所に抜け穴があるものは多いようです。他には、医薬品(胎児に奇形を起こす、睡眠導入薬のサリドマイド)、甘味料のチクロやサッカリン、各種食品保存料、各種農薬、遺伝子組み換え作物(危険なのかは不明ですが。。)、合成着色料。など、類似のものは数限りなくあります。

原発はもともとそれほどに考えられていないので、さらに問題は多いのでしょうが、上記のような石油ショックの際に多くが認可され、技術検討も不十分なまま沢山つくられたように思います。

相手が行動した理由を考えよう)
プラス思考とマイナス思考)
最初はよかれと思って、上手くいかなくなることは多いので、これをどう防ぐかと同時に、起きた問題をどう解決するかを前向きに考えるのが重要で。失敗を起こしてしまった個々人を責めても、間違いを責めてもなんにもならないと思います。

もちろん金儲け本位で悪いと思いつつやる人もいるでしょうが、最初は皆によかれと思ってやる人は多いと信じています。そういう人に対して、「おまえは悪人だ」と最初に言い切ったら、交渉は最初から上手くいかないでしょう。

米国にいると米国人は良い側面を足していくプラス思考が得意ですが、日本人は悪い側面を減点していくマイナス思考する思考が最近目立っているように思います。マイナス思考が、いろいろな面で停滞を招く原因だと思います。

さらには、欧米人のほうが相手の気持ちを考えて交渉するのが上手です。(これは別記します。)日本人は、交渉の練習が積まれていないように思います。

バランス感覚)
科学技術が一切ない国を作るというのは一つの手でしょうが、すると、電気もない、インターネットも無い、薬もない、医療もないということになり、衛生も落ち、病気も増え、寿命も縮まると思います。得られるプラスと失うマイナスは、どこかでバランスになります。権利と義務のバランス感覚とどうようバランス感覚が必要に思います。

交渉術)
交渉は相手の気持ちとか、市場価値を考えつつやるものであり、一方的に自分の権利を主張したら頓挫しかねません。(別途書きたいと思います。)
日本人は、昔から、相手の気持ちを汲むこと、妥協(これは本来良い意味です)とか、調整が上手であり、交渉は本来日本のお家芸であるはずなのですが、どうも最近は、中途半端に欧米化してしまったのか、欧米人や中国人たちよりもヘタになってしまったように思います。お店側や部下側に立つと、お客さんや上司のことを考えてなんでもやってくれるので、そういう立場にいることが多い人が、交渉事に触れなくなっているだけなのかもしれません。

坂本龍馬が嘆きます。「日本の夜明けは遠いぜよ」と。。



エネルギー安保について補足) 
  • 価格変動して高額な石油に依存したくない。石油ショックの経験から、局所的に固まる産油国に国の重要課題であるエネルギーを握られるのは安保上困る。
  • しばらくエネルギーが止まっても耐えられる原子力を推進しようという短期点な視点が動いたのかもしれません。
http://bit.ly/HrDF3Y によると2007年現在で日本には半年分の石油は備蓄されているようです。一方原子炉は、http://bit.ly/HrDN3c によると普通は一年に1/4ずつ燃料棒を交換するが、そのままでも4年間は運転できるとあります。

http://bit.ly/IyAMlk によると、1995年から2003年まで、日本は自衛隊に世界第2位の軍事費を投入してきています。これで海外派兵できないから自衛という安全保障の意識が、原発を推進してきたのかも知れません。

別に他国のいいなりになっても、日本が困窮すれば経済的な影響が大きいでしょ。と、いう政策にすれば、安保や自衛隊の軍備ももう少し減らせると思います。

核燃料サイクル) 
ウラン燃料サイクルを回してプルトニウムを取り出せばエネルギーが増える。核燃料サイクル http://bit.ly/IkgCLz など。高速増殖炉 http://bit.ly/Ikiunq に1兆円も投資する計画をたてたのは、このためだと思います。http://bit.ly/IkhKir に資料があります。

回収額は9兆円ともなっています。ところがナトリウム漏れがあったりと技術的に難しいうえに、冒頭の核燃料サイクルには、「更にウランは比較的政情が安定した国に多いため、ウランを全面的に輸入に頼る国でもエネルギーセキュリティ上のリスクは少ないが、」とあるように、ウラン価格は割と安定しているようです。一方、http://bit.ly/Ikiunq には米国は2006年から逆に高速増殖炉推進に舵を切ったとあります。核軍縮であまった、プルトニウムを燃やすためかも知れませんが。

冒頭の核燃料サイクルのところで、2011年までに再処理に投入された金額は10兆円。電気事業連合会は2003年12月の時点でバックエンド費用が総額18兆8千億円かかると試算している。とあり、どこまでコスト計算がされているのか、検証が必要に思います。

新型の原子炉)
技術はどんどん進化しています。以下に書きました。

2012年12月4日火曜日: エネルギー問題と画期的な新型原子炉と核アレルギー


ピークオイル問題)
とうとう石油が無くなるだろうとも言われています。再生可能エネルギーでまかなおうといっているのは、石油の用途の一部である電気のみの議論。実は、それよりも遙かに多い、運輸・原料用の石油の用途が存在しています。以下に書きました。


放射能の害)
放射能を怖がるあまりに、作業員に対する非人道的な扱いも起きているようです。また、バズビーのようにトンでもない情報を流し、恐怖をあおる活動家もいます。彼は、耐放射能安全グッズで商売もしているようです。それについては以下に書いています。

2012年12月13日木曜日:原発議論の課題と放射能の害


見えないモノは怖い)
ブラックボックス、見えないモノは怖い。というのがあるでしょう。たばこをすって肺がん(年間死者数6万人)になるのはよい、交通事故(同4千人)もよい。自殺(2万8千人)には対応しない。だが、放射能は怖い。明らかに人が大勢死んでいるのは前者なのですが。。日本の死者数は以下に書きました。ガンを筆頭に年間100万人の死者がいます。

2012年9月2日日曜日:日本の死者数の分析


医療事故や薬害も明らかなミスがあるのに、それはわりと簡単に納得するのも、気持の持ちようだと思います。遙かに死亡確率が多い、自動車事故は騒がないのに、確率は低いが、一気に沢山死ぬ飛行機事故が注目されるように、薄くても広い範囲に影響があると、途端に神経質になるという心理も働いていると思います。

50%も期待値がない宝くじ http://popo.ara3.net/etc/loto.htm などに大枚をはたく人がおおいように、直観というのはかなり人の行動を左右するものでしょうね。

地球温暖化議論に関する疑惑)
地球温暖化を叫んだ、アルゴアも関連ビジネスで相当儲けているうえに、豪邸が各所にあり、そのうち一つでは、年間に240万円も電気代を払っていたそうです。

2013年1月6日日曜日: CO2排出規制に関する疑惑

2013年2月12日火曜日

ビジネスマンとして正常な精神なのか.... ルネサスへのKKR投資関連の記事


「宝の山」ルネサス渡さぬ 経産省の執念(ルポ迫真) (1/2ページ)2013/2/11 3:30 日経新聞電子版 - http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD040OW_U3A200C1SHA000/ という記事があった。とても違和感を感じた。

事実関係)
ルネサスエレクトロニクスは親会社を含め日本の会社の投資を仰いだが皆見捨てた
-> ルネサスは外資であり世界最大の投資ファンドであるKKRに頼った
-> 1) KKRは素晴らしい技術があるので1000億投資を決めた
->2) 渡すものかと経産省が乗り出した
->3)いろいろな会社が投資をきめた
->4) 日経新聞がルネには素晴らしい技術があると賞賛するような報道

登録しないと読めない(さらに無料では月20記事まで)なので、1)に際して、記事の一部を抜粋する。
  KKRは資産規模500億ドルと世界最大級の投資ファンド。経営不振の半導体大手ルネサスエレクトロニクスを買収しようと6月から本格交渉に入ったが、日本の政府系ファンド、産業革新機構が水面下で巻き返しに動いていた。 ルースはIT企業が生存競争を繰り広げるシリコンバレーで20年以上弁護士を務め、産業政策への関心も高い。日本政府がお膳立てした買収劇は、市場経済をゆがめる国の過剰介入と映ったに違いない。「米政府が待ったをかけてこないか」。経済産業省は情報収集に乗り出したルースの動きに神経をとがらせた。

 KKRの企業再生手腕と資金力をあてこんで出資を要請したのは、他ならぬルネサスだった。 日立製作所で半導体技術者のエースだったルネサス社長の赤尾泰(58)は昨年6月、「とにかく時間がない。すぐ出資交渉を始めてくれませんか」と申し入れた。KKRはすぐに特別編成した資産査定チームを東京・大手町のルネサス本社に送り込んできた。外国人10人の査定チームには、ルネサスの社長候補が5人含まれていた。KKRと契約して買収企業の経営陣に入ったり、事業戦略の立案を助けたりする約1000人の「インダストリー・アドバイザー」から選ばれた。米テキサス・インスツルメンツなど半導体企業で経営経験を積んだその道のプロばかりだ。 1カ月で数百人の社員が彼らの面接を受けた。質問に的確な返答ができない場合、同席したルネサス幹部が社員に退席を命じることもあった。「今すぐ分かる人間を連れてこい」。KKRに袖にされれば、経営破綻の現実味が増す。出資を引き出そうと必死だった。

 KKRは8月末にルネサス株の過半を1000億円で取得するプランをまとめ、主要株主や取引銀行に示した。そこには「素晴らしい技術があり世界的企業に発展できる」と書き込まれていた。
 海外に開発拠点をつくって顧客を開拓し、営業利益率を15%に引き上げる計画だった。追加の人員削減は1500~2000人を要求したが、優秀な人材には報酬を引き上げる方針も伝えた。
 KKRジャパン社長の蓑田秀策(61)は日本を代表する企業としてルネサスを復活させたいと考えていた。社名は買収後に「ジャパン・セミコンダクター」へ変更するつもりだった。
 だが革新機構は12月10日、トヨタ自動車など8社と共同でルネサスを最大2000億円で買収すると発表し、新社名は幻になる。

(中略)

 中心にいたのは電機業界を所管する情報通信機器課。課長の荒井勝喜(45)はまずトヨタに電話をかけた。「ルネサスの今後について一緒に考えたい。勉強させてください」。どうすればルネサスは甦(よみがえ)るのか。再建策づくりは時間との勝負だった。(敬称略)
(これで突然記事が終わり。「ルポ迫真」という割には、なんのまとめもない)
何がへんなのか?)
上記2)3)がいかにも投資家の信用をなくしそうな後出しじゃんけん、
それを4)のような観点でみて報道をするというのが、ぬるま湯というか、ビジネスマンとして正常な神経ではないように思う。
  • 国である経産省が、外国に技術が取られるのではと横やりをいれるのは当然のこと
  • 日本の会社に技術を見る目がないのは、恥ずべき話しだが、ある意味しょうがないかもしれない
というのをさておいても、経済新聞は、北朝鮮のテレビニュースではないので、国の立場で報道するべきではなく、経済人として世界に通用するような立場で客観的にコメントすべきだと思う。

バブル以降、思考停止の習慣がついたのでしょうか。日経新聞なので科学技術で間違えるのは分かる、が、経済やビジネスに関して本業なのではなかろうか。なのに、そういう記事が目立つように思う。読者の方も、考えながら記事を読むと、面白い発見があると思う。

読もう読もうと読んでいないチキリン本の冒頭に、バブル期のあまっちょろさが書いてあった。日本のビジネス人は非常式になってしまったのだろうか。。

2013年2月11日月曜日

デジカメの撮像センサーは本当に大面積が必要なのか??

市販レンズについて)
 本記事の後半には、「センサーが小さくなってもレンズを明るくすれば効果は同じ」という議論をしているが、明るいレンズが作れなければ、机上の空論になる。
 また作れても、非常に大きかったり、高価だったら使いにくい。以下で市販のレンズを比較してみたが、どうも、35mmフィルム-フルサイズ35mmのレンズが安くて軽くてお徳そうである。したがって、カメラ本体は高額でもフルサイズ35mmのデジカメが一番明るく撮影できる選択肢のように思える。


フルサイズ35mm向けレンズ)
焦点距離F=35mm f/1.4 という明るいレンズがある。http://bit.ly/12ihS7z
http://ascii.jp/elem/000/000/155/155046/ に各社・各明るさの50mmの単焦点レンズの比較がある。これを見ると50mm f/1.2の光量は凄そうであるが、開放側を使いこなすには腕が必要そうである。以下、上記にも出ているレンズを比較する

焦点距離50mm Canon EF50mm F1.2L USM : http://amzn.to/12iiXw1 
レンズ構成 : 6群8枚
撮影距離範囲 : 0.45m~∞
最大撮影倍率 : 0.15倍
サイズ : φ85.8×65.5mm
重量 : 580g
レンズ径 : 72 mm
EF50mm F1.4 USM:  http://bit.ly/12inoqP は、実売3万7千円弱。
レンズの諸元は、http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard/ef50-f14/spec.html より、
画角(水平・垂直・対角線) 40°・27°・46°
レンズ構成 6群 7枚
絞り羽根枚数 8枚
最小絞り 22
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.15倍
フィルター径 58mm
最大径×長さ φ73.8mm×50.5mm
質量 290g
一方、フォーサーズサイズでは、(35mm換算50mm相当の)焦点距離25mm f/1.4
http://micro43.net/25mmf14/ が一番明るく、重さは 200gである。
こちらは、レンズ構成=7群9枚。
(諸元の図を以下に引用)値段は、同じくkakaku.com http://bit.ly/VIkRUw から実売42,000円。
Panasonic 25mm, F 1/1.4 単焦点マイクロ・フォーサーズ レンズの諸元
と、35mmフルサイズの50mmと、マイクロフォーサーズの25mmという同一画角のレンズを比べると、大きさも重さもF値も、値段もあまりかわらない。となると、センサーの受光面積が4倍も大きくなる35mmフルサイズの方が、ずっと高感度になる。

長焦点になると.. )
35mmフルサイズでは、焦点距離85mmでもf/1.2のCanon EF85mm F1.2L II USM| というレンズがある。
画角(水平・垂直・対角線) 24°・16°・28°30'
レンズ構成 7群 8枚
絞り羽根枚数 8枚
最小絞り 16
最短撮影距離 0.95m
最大撮影倍率 0.11倍
フィルター径 72mm
最大径×長さ φ91.5mm×84mm
質量 1025g
焦点距離を大きくすると同じf値を確保するのに大きく重くなることが分かる。だが、50mmを25mmにしても同じf値でレンズの大きさが変わらないのは、これが一般的には、当てはまらないのか、それとも作り込み不足なのか不明である。

前者だとすると、撮像素子サイズ(レンズから見るとイメージサークルの大きさ)と焦点距離と明るさには、作りやすい組み合わせがあるのかもしれない。
もし前者だとすると、撮像素子を小さく(イメージサークルが小さく)したときには、焦点距離と明るさのバランス点がどこに行くのであろうか??

結論としては、純粋に技術的な結果なのか、歴史の差なのか、需要量の差の結果なのかはわからないが、明るく撮影するなら、35mmフルサイズセンサーの方が良さそうである。

以下でも言及するが、同じISO感度の場合、フォーサーズで絞りF/1.7で撮影したときと、撮像センサー面積が4倍ある35mmフルサイズセンサーで絞りF/3.4で撮影したときは同じ明るさになる。注意したいのは、この2つで被写界深度は変わらないこと。画質については、イメージサークルの差と絞り込みの差がある程度相殺しそうであるし、レンズのチューニング具合にも依存しそうだが、35mmレンズのほうが長い実績があり、選択肢も豊富なので、その点も35mmフルサイズセンサーのほうが有利そうである。

仮説)
  • EX-ZR20 : センサーサイズ 1/2.3インチ
    8倍ズームレンズ 焦点距離4.4(35mm換算20mm) -35.2mm(35mm換算160mm)  f1/3.3 - f/5.9  対物レンズ直径1.6cm 
  • Cyber Shot DSC-HX5 : センサーサイズ 1/2.4インチ
    10倍ズームレンズ 焦点距離4.25(35mm換算24mm)-42.5mm(35mm換算240mm) f 1/3.5 - f/4.25 対物レンズ直径2.6cm
  • マイクロフォーサーズ: センサーサイズ 4/3インチ
    3.75倍ズームレンズ 焦点距離40(35mm換算80mm)-150mm(35mm換算300mm)  f/4 - f/5.6 対物レンズ直径 3.3cm
  • マイクロフォーサーズ: センサーサイズ 4/3インチ
    3倍ズームレンズ 焦点距離 14(35mm換算28mm)-42mm(35mm換算84mm) f/3.5-f/5.6 対物レンズ直径 2.3cm
とHX5 は、ZR30に対して対物レンズ面積が2.6倍になっているが、最暗時のF値は1/1.38にしかなっていない。レンズの設計や画質への配慮もあろうが、望遠だと拡大される分だけ沢山の光を集めないとならないので、暗くならないようにするため、対物レンズが大きくなる。これは望遠鏡でも同じである。一方、マイクロフォーサーズレンズのズーム比は比較的小さいのに、レンズ径が大きく、割と暗い。それにしても、10倍光学ズームのCyber Shotでは明るくするために、非常に大きなレンズを使っている。

まとめるとF値を小さく、明るくしにくい原因は、以下のようになりそうである。
  1. センサーサイズが大きい
  2. 焦点距離が大きい
  3. (ズーム比が大きい)
ちなみに http://bit.ly/UVcud3 にあるように、イメージセンサーのサイズは、対角のインチ数ではなくて、受光面サイズが、その大きさになる撮像管の管径を指すらしい。したがって、1/2インチセンサーは対角12.7mm=1/2inchではなくて、対角8mmになるらしい。

検討不十分な点)
また、以下では、素子が小さくなった分だけ、f値を小さくすれば良いと考えた。これは利理論的にはいえそうだが、f/4やf/8のレンズをf/2に明るくするというのではだめで、35mm f/1.4 に対抗するために20mm f/0.7とかを作ろうという話になる。この論理に無理があるのは以下の点である。
  1. 小さな受光セルサイズに、明るいレンズで大量の光をいれて、同じ感度を出す考え方である
  2. 極めて明るいレンズ。つまり、小さい撮像センサーに大量の光を集めるレンズ、すなわち口径が大きくて、集光力の高いレンズが作れるのか。もしくは、大判センサーに相当する解像度が出せるのか?
撮像センサーによる差)

2013年2月10日日曜日: Olympus E-PL3のお勧め設定と使用感


では、Olympus E-PL3は、Panasonic Lumix 20mm(35mm換算で40mm相当) f/1.7の単焦点レンズ。コンデジは、Casio Exilim EX-ZR20の写真を比較している。

対角1/2.3インチセンサー(有効画面面積 28.52mm^2) と対角4/3 インチ(同 224.0mm^2)のフォーサーズセンサで、これだけ感度に差が出る。8倍近い面積差なので、差がなければおかしいのだが、実はレンズの差も大きいように思う。以下でそれを解説していきたい。

レンズやカメラの詳細は以下に書いた。

2013年1月7日月曜日: ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20 

センサーサイズの比較図を引用する。



当然、フォーサーズの4倍近い面積がある35mmフルサイズ(同864.0mm^2) の実力は相当なものだと思う。APS-C(同345mm^2)に対しても35mmフルサイズセンサーは2.5倍の面積がある。

特に、35mmフルサイズセンサーの場合、ISO感度をあげてもノイズの出方が全く少ないとのこと。フォーサーズだと画素数は1600万画素程度だが、フルサイズだと4000万画素クラスがある。

もちろん、センサーは大きくなると歩留まりが急速に悪化するので、どうしても値段が高くなるのと、本体、特にレンズが対応して大きくなるのが難点。センサーは面積が倍になれば値段が倍以上になるのは普通に思いつくが実際には倍以上になる。面積が大きくなると不良画素が含まれる確率が急速に上がるためである。さらには、高価格なので販売量が減り固定費の回収分が商品にかぶってくる。

もちろん、高付加価値=マニア向け=儲けどころ=高価格というメーカの意図もある。コンデジで入門して、次にどこにステップアップするかはとても悩ましいところであるが、大体、写真に凝った人は、最後には35mmフルサイズに行き着くように思う。ま、全部買いそろえても新車や家を買うよりは安いようには思う。

ただし、レンズと本体は大きく重量がある方が安定すると言われているし、解像度が上がる分、トリミングすれば撮像素子の大きなカメラでの望遠と同じ拡大効果が得られる。
また、焦点距離を2倍にするエクステンダーとかテレ用アダプタレンズも売られている。

撮像素子とレンズ)
絞りは、一段=√2 絞ると光量が半分になる。http://bit.ly/Z1YJdF
つまり、開放F/1.7 のレンズに対して、開放f/2.4のレンズは開放で光量1/2、開放F1/3.4のレンズは開放で光量が1/4になる。

センサーの開口面積も面積(受光量)に比例するはずなので、4倍の広さのセンサーならば感度は4倍になるであろう。

これから考えると、フォーサーズを使って絞りf/1.7で撮影したのと、4倍のセンサー面積をもつ35mmフルサイズセンサーのカメラで絞りf/3.4 で撮影したときの、撮影感度はほぼ同じとなるはずである。

一方で、一般にズームレンズはf/4程度が普通なので、単焦点レンズにすれば、APS-Cやフォーサーズでも感度の点では、35mmフルサイズ並になると思われる。もちろん同じ焦点距離であれば、絞りが開いている分だけ被写界深度が浅くなる。が、同じ画角の場合、撮像センサーが小さいほど焦点距離の短いレンズで済む=被写界深度が深くなるので、相殺するように思える。

調べてみると、http://bit.ly/Z20Uhw の式の関係がある。図を引用する。

関連する用語の説明

絞りを絞ると被写界深度が深くなる説明
おおよそ被写界深度は、(許容錯乱円直径 * f値 * (物体距離)^2)  /(焦点距離)^2  になる。正確には、下の式。

wiki  http://bit.ly/rUPFmv に許容錯乱円径の大体の大きさがある。表を引用する。


APS-Cと35mmで同一画角のレンズの焦点距離の比は、36/22.5=1.6 に対して、許容錯乱円の直径比は、1.36  つまり、完全に相殺しないで、焦点距離側に1.6/1.36 = 1.18 残る。つまり、この分だけ35mmセンサーの方が被写界深度が浅くなる。

が、http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=14875127/ 「センサーの対角線長さを1,300で割った値が使われる。(フルサイズ(35mm判フィルム)≒0.033)」とある。この計算であれば、焦点距離も許容錯乱円の大きさもセンサーサイズに比例する。つまり、レンズの焦点距離も許容錯乱円もF値も比例するので、結局相殺してしまって、被写界深度も変わらない。上記のリンクにも、そのように説明がある。

また、撮像素子の画素数が増えてくれば、精細度も同じになってくる可能性がある。コンデジの被写界深度が浅いのは、ひとえに、センサーが小さくなった分、F値を小さくしていなのと、レンズの品質が良くないことに尽きるのだろう。

表にすると以下のようになる。
フォーサーズと35mmフルサイズを比較する。

  レンズ焦点距離         同一絞り     センサ感度    必要絞り    この絞りで 許容錯乱円考慮
フォーサーズ 20mm         被写界深度1       1                f/1.7            被写界深度1        被写界深度1
35mmフルサイズ 40mm   被写界深度1/4    4                f/3.4            被写界深度1/2     被写界深度1

一般に長焦点のレンズは大きく、重く、高価になる。

同じセンサーサイズであれば、合焦する範囲(イメージサークル)が同じなので、焦点距離の短いレンズにしてもさほど明るくはならないが、イメージサークルが小さければ短焦点で明るいレンズが作れるのかもしれない。センサーサイズが小さくなると、イメージサークル ( http://bit.ly/XynklL から図を引用 )も小さくてすむ。

イメージサークル
このため広角レンズで生じる画面歪み(歪曲収差)は軽減できるだろう(歪みの少ない画面の中心だけを撮影するので。)ただし、これが小さい撮像センサーになって焦点距離が短くなる分をキャンセルするのかは不明。1/2.3インチセンサーの広角端は6.6mmとかすごい広角である。

20mmのレンズに40mmと同じお金をかけて、必要なだけF値が小さく(明るく)なるのであれば、実際は感度もかわらないことになる。レンズは小さくならないかもしれないが、これまでのような明るさのレンズは小さく作れるのであれば、撮像素子が小さい価値になりそうである。

結局、コンデジは、安いセンサー、安いレンズ、安いシャッターを使って、小さく作っているので画質が悪いということでは無かろうか。。。

とりあえずは、フォーサーズもAPS-Cも35mmは、固定焦点レンズもズームレンズも同じ画角(35mm換算焦点距離)に対して同じくらいのF値の品揃えで有り、同じ種類のレンズで感度をあげたければ、撮像素子サイズを大きくするしかない。

まが、35mmセンサーの価値には、これまで最もメジャーであった35mmフィルムで培った膨大なレンズの知識や資産が再利用できるということではなかろか。画質がよいからと、35mmより大判の撮像素子のカメラがあまり出てこないのも、カメラメーカはそれを認識しつつ、大型センサーは高画質、明るい、ぼける と吹聴している可能性もある。

とりあえず、フォーサーズでの明るいレンズは固定焦点レンズしかない。従って、ズームを使って高感度にとりたければ、35mmの素子にするのが良い。もしくは、固定焦点で写して、トリミングしてズーム効果を狙うことになる。webに掲載するくらいなら、20mm単焦点で撮影して、トリミングで拡大しても気づかないかもしれない。

金を掛けることが先ではなくて、安いカメラでも工夫次第でなんとかなると考えて、まずは工夫してみるのも良いと思う。

解像度向上の限界)

センサーの画素は無限にはスケーリングできないので、ある程度差は出てくるようにも思う。

http://bit.ly/11yWEHK のようにAPS-Hサイズで1億画素になると画素サイズが2.2umになる。可視光線の赤の波長が0.7um http://bit.ly/11yWLmN なので、どんなにレンズを明るくしても微細化による高画質化は限界がくる。

この記事の前にある20cm角のセンサー(下の写真)(35mmフルサイズの40倍の面積)ができて、満月の明るさで120FPSの動画、つまりシャッター速度1/120で撮影できるようになったとは恐るべし。


そうでなくても、絞り込むと回折で絵が甘くなると言われている。光学系を小さくして、代わりにレンズを明るくして、スケールさせるのも限界があると思われる。


ゴーストの比較)
コンデジでは、レンズサイズが小さい上に、光学10倍ズームとか困難な技術が入っている。このため当然描写が甘くなる。また、太陽を写してみると、ゴーストの出方がヒドく、安価な作りであることがわかる。

ゴースト: http://www.dejikame.net/z0590.html

ミラーレス一眼 E-PL3 F=20mm ISO200 f/16 1/250 AWB (20mm f/1.7固定焦点レンズ)

E-PL3 F=20mm f/16  1/320 AWB



コンデジ EX-ZR20 F=5mm ISO80 f/8.6 1/1250 AWB

EX-ZR20 F=35.2mm ISO80 f/5.9 1/400 AWB ゴーストが出たというよりは、花の部分ですら露出オーバーにみえる。
こういう構図では、AEが上手く働かないのだろう。AE/AE lockに失敗している。

2013年2月10日日曜日

Olympus E-PL3のお勧め設定と使用感

以下にも書いたが。

2013年1月7日月曜日: ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20

2012年末に、Olympus E-PL3を買った。カメラとしても面白いが、どういう写真をどう撮るかがやはり重要だと思う。考えて見つつ、E-PL3など一眼型デジカメに関して、今思っていることをまとめたい。

E-PL3は、柔軟にカスタマイズができるので、カスタマイズすれば、意図した写真が撮れる。基本、カメラには余計なことをやってもらわないようにするのが良いと思っている。

写真を撮ることとは)
学校やプロに写真を学び、かなり習熟している人に聞くと、道具やテクニックよりも最後は何を撮るか、どう表現するかだという。良い印象の写真はセオリーに従っていることが多いが、プロはあえて構図のセオリーなどを無視して、画期的なものを作るという。

そういった知人(写真の先輩、師匠)のコメントから
  1. 俗に、何でもそうなのですが,3000枚くらい撮ればなんとかマトモになると言われていますね。プロは1日で其のくらい撮影しますが。私は新しいレンズを買うと大体1000枚くらいは撮らないと、其のレンズに適した撮影法が判りませんけれど。
  2. 例えばプロの人は同じ被写体でも条件を変えて数十枚は撮りますね。私も5枚以上はブラケットで撮りますけれど。昔プロの人のフィルムを見せられた事が有りましたが、授業で、36枚どれも同じ被写体で素晴らしい出来でした。其の当時私は同じ被写体は数枚でなかにはマトモな写真が1枚あるかないかくらいでした。中村正也さんだったかに言われたのはシャッターを押す時に,自分が写真を撮っているのか、カメラが写真を撮っているのか良く考えてから押せと言われたのが、今でも心に残っています。
ということで、まず、写真を撮ることは私にとって何なのかから考えたい。
1) 芸術か、2) 人に見せるのか、3) 自分が感じた瞬間を切り取って残したいのか。
いままでは、コンパクトデジカメで3)の積もりでとってきたので、パンフォーカスでブレのない写真が嬉しかったのだが、カメラが変わると撮り方も思いも変わっていくと思う。

工作でも楽器でも車でもそうですが、道具に振り回されている間は、その先にあるものが捕らえられないと思う。とはいえ、私は技術者なので、道具で遊んでしまうきらいがある。先輩曰く、「よく切れるドリルと、それで空けた穴があると、ドリルのほうに注目してしまう」と。。私も、ドリルが好きなクチ。ドリルは穴を空けるのが目的なので、大事なのは穴なのでしょうが。。と行ったところ、

これをFacebookに書いたら、先ほどの方に、「ドリルを3000回回してみましたか?そこから悟りが開けるかも知れません。」と言われた。「なるほど」と思い、いろいろ試し始めた。。

ディジタル一眼に期待したいこと)
  1. 電子シャッターのみで動く静音モードが欲しい。http://bit.ly/WWgBzH に書いた。
  2. 機械が余計なことをしなくてよいので、シンプルに使いたい。
    1. 特に、フォーカス、露出(絞り・シャッター速度・ISO感度)、ホワイトバランスを思いのまま制御したい。
    2. これらは、E-PL3は設定を変えれば、自由に制御できた。かなり使いやすくなった、後述する。
    3. ただし、置きピン(先にピント位置を決めておくこと)をして、露出も全部準備しておいて、希にしか起きないシャッターチャンスを狙いたいときもある。たとえば、オーロラ・花火・飛行機など。このときは、昔のカメラのように、フォーカスを距離でダイレクトに指定できると便利。ただし、今のレンズは、リニアモータなので、フォーカスが合う方向にレンズをずらす機能だけなので、絶対的なフォーカス位置が検出できるのかは不明。キャノンEOSには本機能があるようだし、少なくとも将来のレンズには、フォーカス位置センサーによるフィードバックを追加してほしい。また、マニュアルフォーカスにおいて、フォーカスリングの回す量とフォーカス動き具合も、チューニングした上で、レンズ間でも統一して欲しい。
    4. また、プログラム、シャッター優先、絞り優先 などのモードがあるが、そういうお仕着せのモードではなくて、モード毎に自分の気に入った設定を保存して、ダイヤル切り替え一発で使いたい。ボタンを一つ用意して、お仕着せ設定と、自分でカスタマイズした設定を切り替えれても良いと思う。特に、ISO感度、ホワイトバランスをいじったあとに、その設定が残っていると、次の写真を失敗しやすいので、それを残したまま、ダイヤルを回せば違う設定にいけると嬉しい。
ともあれ、カメラに余計なことをしてもらいたくない。

良い構図は、以下のようなモノが多い。
  1. フォーカスが合わないほど暗い
  2. 決定的な瞬間をとりたいので、置きピンしたい
  3. 絞りを開いて、ないしは、暗い、マクロ、望遠撮影により被写界深度が浅い、ときに注目点以外はぼける。注目点自体が、面積的に小さいことが多い。たとえば、地面に咲くタンポポ。するとオートで注目点をとってもらうと、地面にフォーカス・露出があってしまって肝心なタンポポが写らない。。
注目点の自動検出(オートフォーカス、露出決定)、顔認識など、Full Auto modeだけにあれば良いと思う。

光学ファインダーのフルサイズ一眼を使い込んでいる、かなりの写真マニアの方に聞くと、肝心なところでは、ライブビューで、拡大してマニュアルフォーカスにして、フォーカスを調整するとのこと。

E-PL3での設定)
実は、Olympus E-PL3はさすがにミラーレス一眼というだけあって、カスタマイズ機能が充実している。マニュアル(簡潔でかなり分かりやすい)をかなり読み込んだうえで、設定を考えた。上記で欲しいと思った機能はほぼ以下のやり方で実現できる。
  1. iAUTOは、電源を切る、モードダイヤルを回すと設定が標準設定に戻る。AF解除、ISO, WBが前の設定を引きずる問題はiAUTOにすることで、起きなくなる。
  2. コントロール表示からスーパーコンパネをonにしておく。これで、ダイヤルの中心にあるOKボタンを押すと、カスタム設定のメニューが表示され、十字キーで、WB, ISO値、露出補正、露出ターゲット、色補正、顔検出モード、画面サイズ、圧縮率、ピクセル数などほぼ全部の設定項目かをいち早く選んで、素早く設定がかえられる。
  3. 以下がAF(オートフォーカス)に対する設定。これは、iAUTO以外で有効になる。
    1. 注目点をAFターゲット設定で画面中央に合わせる。これで、ライブビューの画面中央にAFターゲットが表示される。
    2. AF設定でAF方式をS-AF + MFにする。これで、シャッターを半押しするとAFターゲットに対してAFが一度だけ動き、以降シャッターを半押ししたままなら、AFは固定され、フォーカスリングを回してフォーカスの微調整ができる。
    3. MFのときフォーカスリングを回すと、注目点を自動拡大する'MFアシスト’モードをonにする。
    4. 顔検出はoff。
    5. AFイルミネータはoff。風景では役に立たないし、暗いところでも割とAFが合う。だいたい、赤い光が出て邪魔なことが多いのでoffにしておく。
    6. これで、フォーカスを合わせたいところを画面の中心のマークにあわせて、シャッターを半押してフォーカスを固定し、そのままフォーカスリングを回すと、画面が拡大し微調整ができ。構図を決めてしゃったがー切れる。という設定になった。
    7. また、どのモードでも強制マニュアルフォーカスにできるように、FnボタンにMF/AF切り替え、虫眼鏡ボタンに画面拡大(着目点が拡大される)になるように、カスタムのボタン設定をかけた。
  4. 絞りに関しては以下の設定である。
    1. 測光方式をスポット測光にする。AFと同様に画面中央で測光する。
    2. 動画録画ボタンをAEロックに設定する。つまりこのボタンを押すとシャッターを半押ししていなくても、AE(露出)が行われ固定される。
      動画は、このボタンでは撮影できず、モードダイヤルで動画モードにしてから、シャッターを押さないと取れなくなる。E-PL3は、H.264で動画撮影できるが、OM-Dでは高圧縮のH.264はサポートされないので、OM-Dで動画をとることはないだろう。という派生からE-PL3でもそう設定した。
    3. 設定メニューで、AEL/AFLモードをS-AF mode 2に設定する。つまり、シャッターボタンではAEが行われなくする。
  5. これらによって、以下のようにして、iAUTO以外のダイヤル位置で好きな構図が作れる。
    1. 画面の中央に露出を合わせたいところをもってきて、録画ボタンを押して、まず露出を固定する。
    2. OKボタンを押して、WBや露出の調整をする。
    3. 画面の中央にAFを合わせたいところをもってきて、シャッターを半押しにして、フォーカスを決める。フォーカスリングを回すとライブビューの画面中央が拡大され、フォーカスの微調整ができる。OlympusのAFは、コントラストAFだが、位相差なみに速くて、暗くても正確(暗いと若干もたつくが)。ソニーの高級機はコントラストAFのチューニングを諦めて、位相差を併用したのが、チューニングすれば、ここまで持って行けるのでは。。もちろん、原理的にフォーカスのずれ方向が検出できる位相差のほうが、ピントの迷いは置きにくいので、動画等では特に有利だと思うが。
    4. シャッターを全押しにして撮影する。
  6. この設定は、セットアップメニューの「マイセット」機能により4個まで覚えさせて切り替えることができる。
写真の比較)
Olympus E-PL3は、Panasonic Lumix 20mm(35mm換算で40mm相当) F/1.7の単焦点レンズ。
コンデジは、Casio Exilim EX-ZR20を比較する。

コンデジのEX-ZR20 は対角1/2.3インチセンサー(有効画面面積 28.52mm^2)
一方、E-PL3は、対角4/3 インチ(同 224.0mm^2)のフォーサーズセンサである。
それによって、以下の写真で比較するくらい感度に差が出る。8倍近い面積差なので、差がなければおかしいのだが。また、コンデジではレンズも簡単な作りなので、レンズフレアなども激しくでる。

ただし、調べていくと、大面積センサーでないと、ボケない、感度が上がらないというのは、かなり都市伝説に近い部分があるように思えてきた。これは長くなるので、以下の別投稿に移動させた。前述のレンズフレアの比較もそこに掲載した。今後も拡充していくつもりである。


2013年2月11日月曜日: デジカメの撮像センサーは本当に大面積が必要なのか??



以下では、コンデジもE-PL3も、5Mピクセル  J-PEGノーマル圧縮で撮影。公正にするためにトリミングや撮影後の色調整はしていない。ただし、blogにあげるためにiPhotoで、ミディアムサイズに画素削減、jpeg圧縮率中で再圧縮している。

E-PL3での失敗1。絞り優先のAモードにて。(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/60, AWB) 屋内撮影で失敗した例。本来中央の人物を撮影したかったのだが、フォーカスと露出が面積の広い譜面とピアノにあっている。ただし、発色はとても良い

E-PL3での失敗2 - WBが手動設定(色温度指定でかなり高め)になってしまっていて、発色が変。(20mm, ISO 2000, 0EV, f/3.5, 1/60)

同じ状況で、コンデジで撮影したもの。パンフォーカスになって全体にフォーカスがあっているが、発色が白っぽく、ディテールの表現も甘い。対角1/2.3インチ センサーと、4/3インチセンサーの差。いいかげんに写したので、下が空いてしまって、構図も悪いのはご勘弁。逆にこの明るさ以下で撮影することはなく、この明るさでこのディテールで満足ならばコンデジで十分である。(4.4mm, ISO 800, 0EV, f/3.3, 1/30, AWB) 

以下は全てE-PL3 + 単焦点20mmでの屋外夜景の撮影。コンデジでどうなるのか、今後、比較撮影したい。
夜景。中央フォーカスの手前の地図にフォーカスとAEを合わせたとき(20mm, ISO 1000, 0EV, f/1.7, 1/60, AWB

同じく、左上のカートにフォーカスとAEを合わせたとき。AEとAFを別に行う設定はまだ試していない(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/30, AWB)

同じく、木にAEとAFを合わせたとき。明るすぎる。多少ぶれているが、手持ち撮影でも、センサー移動型の手ぶれ補正があるので、シャッター速度1/2秒でも、この程度にとれる。(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/2 AWB)
屋根ぐらいにAEとAFを合わせたとき。丁度良い明るさ。AFは屋根に合っている。これでAFだけ木に合わせ直せれば、もっとシャープになるはず。肉眼でも左上の木の葉はほとんど見えないくらいに暗い。コンデジでは絶対に木の葉は写らないと思うが。。
手ぶれ補正のおかげで、シャッター速度1/8なら、ほとんどぶれない。
(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/8 AWB)


2013年2月7日木曜日

大学の本分は教育ではないのか。。


http://agora-web.jp/archives/1515336.html に「大学の研究は産業振興に貢献するのか」という記事がある。以下に引用するような、データをあげたうえで、

大学の研究成果により短期的な産業振興、経済発展を成し遂げるという考え方については懐疑的にならざるをえない。データを見ればわかるように、これまでの約10年の間に大した効果は無かった。 
 大学の研究ですぐに経済活性化できるなど過度な期待をせずに、長期的視点で研究を見守っていく方が良いのではないだろうか。産学連携を通して大学の研究力、教育が向上し、長期的に見れば日本の経済活性に繋がるのだから。 
 やはり、それは社会が許さないだろうか。
と結論づけている。

大学の本分は教育)
私は、産学連携とか研究力と言わず、まず教育に力を入れて欲しいと思う。以下にまとめると。

 大学の本分は教育と思う。20代前後の一番柔軟な頭脳を最大限に延ばし、クリエイティブにして、次の世界を背負ってもらわないとならない。
 単なる研究なら、卒業してからでも十分長い間できるが、教育と自分の将来の方向付けは(特に終身雇用が強く残る) 日本では、大学のあいだにしかできない。
 その教育に必要なプラットフォームとして研究が位置づけられるべきで、それが産業に役立つとかそういう短い視点になるべきではない。学生が卒業したずっと後で役立つ研究テーマも良い。そういう点で、大学の先生が御用学者になって、政府の方針付けなどに時間を割くのも反対である。

 また、教育の中には人格教育も含まれるので、就職できなかったから大学に残るとか、企業で人間関係が上手くいかないから大学に戻るとか、そういうものも断ち切って欲しい。そのためには、大学の先生に高い給与を払い、待遇をよくして、研究や教育環境ももっと優遇して、だれもが競ってやりたい職種にするべきである。

 それが日本の競争力を強化していくと思う。

教育と産業の交流・切磋琢磨)
従来は教育界と産業界が分離しており、ようやく日本でも、産業界から教育界に流れる人が、年寄りだけではなく若手も増えつつあるようである。

米国では、教育と産業界は、相互に高い流動性を持っている。二足のわらじをはいて成功している先生も多い。
さらには流動性を高めつつ、研究テーマや教育の段階で、教育界と産業界が棲み分けるよりも、競争して切磋琢磨すべきなのではなかろうか。

グローバルな競争の時代であり、世界は若い人達が全く新しい会社を立ち上げ、人を使ってビジネスを成功させる時代である。その若いリーダ教育の締めくくりをするのが大学の教員である。
「大学の先生は変わり者でよい」では、もはや済まない時代だと思う。そういう大学には世界中からは優秀な人材は集まってこないと思う。

日本の大学に世界の優秀な学生が来ないといわれて久しいが、世界から優秀な人材を集め、日本では次々に強いベンチャーを輩出する米国の大学を研究し、その理由について調べているのだろうか?

米国では徹底的に教育をしている)
以前のblogをいくつか参照したい。色の部分がハイパーリンクになっている。
特に、Thought for the Weekend で書いたように、良い先生は人間教育、「リーダーたるべきものどうあるか」の教育もしている。

2013年5月6日月曜日: Stanford大学の授業


2013年2月5日火曜日: 米国の理科教育
 では、高校での理科教育を書いた。

2012年10月12日金曜日: 大学の役割とは?

    には、寄付により自由につかえる膨大な予算をもつ米国の私学について書いた。

2011年12月31日土曜: 本当の教育者、本当のプロとは

    では、Stanford大で教官が教育に力を入れている点を書いた。米国の大学は特許数は多いかもしれないが、やはり教育が本分だと考えている。

    には、日本での大学受験戦争の歪みを書いた。

   には、全員へのリーダシップ教育の重要性などを書いた。

2012年1月25日水曜日: 大学の秋入学 - もっと大胆に改革したらどうか
   には、大学入試の改革提案を書いた。東大秋入学ですら、どうも立ち消えになりそうらしいが。。


2012年5月20日日曜日: 日本の教育は早々に改革すべきである

 教育改革に対する、中間まとめ

2013年2月5日火曜日

米国の理科教育

 塾で理科を教えられるのか。- 現役教育学部古手夜一の教育ブログ
     というものがあった。http://amba.to/14ANxEj
 「実験無しで理科が学べるのか!」という主張である。

私は、もっとレベルの高いところを目指して欲しいと思っている。

米国の公立高校では)
シリコンバレーの公立高にLynbrook High School http://www.lhs.fuhsd.org/ という高校がある。学区に住んでいれば試験もなく誰でもいけるのだが、教育熱心なインド人や中国人たちが集まってきていて、親ぐるみで勉強に一生懸命である。

シリコンバレーの高校ランキングは公開されており、以下に書いた。

2012年6月4日月曜日:n 米国こそ学歴社会である

また以下の後半でも若干触れている。

2013年1月11日金曜日: トンチンカンな高校ランキング


そこでの生物の課題で、「バクテリアはどう役に立つのか、実験で検証して、レポートせよ」というものがあった。それを、英語が全然分からない状態で日本からやってきて1年の、中2の生徒がやっていた。それを、いただいたので掲載しつつ、考察してみたい。
ちなみに、米国カリフォルニア州Bay Areaは、5,3,4制で、10月始まりなので、日本の中2の10月でHigh Schoolになる。彼は、High Schoool入学直後というわけである。

科学するとは、どういうことか)
 日本のロケットの父であり、東大教授であった故 糸川英夫博士 (wiki: http://bit.ly/1c7So5r ) がいっていたらしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/echq96/49646043.html にも少しある。
  1. 地球は太陽の回りを回っているというのは、観察してみようではなくて、教えればよい。
  2. それよりも、その事実を発見したガリレオたちが、歴史上どう扱われたかを教えるのが科学である。
  3. それにより、科学することの本質がわかる。
私が理解した点を加筆しながら、以下にまとめると。科学することとは、
  1. 身の回りにあることから仮説をたてる
  2. 過去の事例を調査する
  3. 実験する
  4. 発信して多くの人に認めてもらう。ただし、ここで、追試により他の人も同じ結果が得られることで、真実と認められる。従って、報告は反復可能であるための情報が記載されていないとならない。
  5. 分かったと思っていることも実は仮説に過ぎない。後日、間違いが発見されるかもしれない。
「観察をしてみようというのは、科学ではない。仮説が出来た時点で科学は終わっている。」ということである。
日本の理科の先生で、上記について教えている先生がどれだけいるのだろうか。
それ以前に、単に知識の詰め込みをやっているだけではなかろうか。

そのほか糸川英夫の発想については、http://blog.goo.ne.jp/cqad/e/1f3a6f6a2db1b60885964dfb82e2064e に、おもしろい記事がある。(段落が切ってなくて大変読みにくいが、書かれている内容は興味深い。)

5については、ほとんどの人が真実と信じていること、教科書に出ていることでも間違いはある。例えば、舌の味覚地図 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n1835 は、長い間世界中の教科書にでていたようだが、最近、間違いであったことが見つかっている。
似たような例では、惑星の定義も最近変わり(「矮惑星」があまりに沢山みつかるので...)、冥王星が太陽系の惑星から外されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/25/news025.html

米国での教育は)
以下に、その中2の学生のレポートを引用してみたい。ポイントは、
  1. これだけ英語を書くのは大変である
  2. 先生の要求がかなり高く、学会論文レベルの報告体裁を要求している。つまり
    1. 概要
    2. イントロ
    3. 関連手法と実験手法の調査
    4. 実験結果
    5. 考察
    6. 結論
    7. 参考文献
    8. 補足
  3. 文系の学会の標準の論文フォーマット、参考文献引用のフォーマット(作法)であるMLAフォーマットに準拠するように指示がある。(ちょっとやり過ぎだが、覚えていれば役に立つ。)
  4. 実験自体は、学校での授業時間にやった。
よく、「海外に行けば英語が上手くなってイイネ。」という方がいるが、本当に英語漬けで毎日しごかれているのだから上手くなって当然である。ノンビリご褒美研修で米国にいても英語は全然上手くならない。

MLAフォーマットは文系の論文での標準的な参考文献のリファーの仕方であり、これについては、
http://owl.english.purdue.edu/owl/resource/747/01/
や、
に紹介がある。

学会毎に標準の参考文献引用のフォーマットがあることは、日本では、大学院の修士をでても知らない人がいるし、教えない先生もいる。
結果、彼は親の支援も得つつ、1週間以上かけてレポートを作成して提出したものの、やりなおしを要求された。そこですごいのが、「何をやり直すべきかも、自分で考えろ」といわれたこと。。さすがに、これは本人もわからないので、詳しい人に教えてもらい、実験方法の説明が不十分で、これでは追試検証ができないことだと気づいたらしい。

この先生、Lynbrook高校出の若い女の先生だが、Stanford大の生物の修士課程をでているらしく、Non-Nativeの中学生に対してはさすがにやり過ぎだと思う。

また、学習指導要綱がないので、日本と違って、先生は自分の興味があるものばかりを教える傾向がある。それぞれ違った学校において、英語のreadingでは難しい論評ばかりを読ませたり、米国史ではケネディ暗殺ばかり調べさせたりということがあったと聞いた。
このBioの先生も、バクテリア、細菌、酵母などの有用性と、それらの菌の殺菌という観点での実験やレポートが多かったようである。

Lynbrook高校には、英語writingの先生とか、ちょっとやり過ぎと思えるような宿題を出す先生が多い。が、米国の高校生はこうやってモーレツに勉強しているので、うかうかしていると日本は勝てない。

Non-Nativeの英語教育)
シリコンバレーがあるカリフォルニア州サンフランシスコ周辺のベイエリアでは、non-native学生は、ELD (English Language Development) http://www.k12.wa.us/MigrantBilingual/ELD.aspx というプログラムにはいる。
レベルがキッチリと決まっており、ELD1, ELD2, ELD3と順番に上がっていく。

ELD1の間は、英語(reading, writing, 他) と体育の授業しか取れない。どうせ、英語がわからなければ、何をやっても無駄ということだろう。一日中英語漬け。
それでも、最初の1年はあまり上達しない。

しかし、学生の資質にもよるが、1年をこすと、どっと成果がでてきて、映画も理解できるし、まともなレポートが書けるようになるらしい。実際、一緒に映画を見に行ったときに、あとから、分からなかったところを教えてもらうことも結構あった。

ここでの教訓は、
  1. なにごとにも近道はない
  2. じっくりと腰を据えていないと結果は得られない
ということである。

作成開始直後のレポートを引用する)

最終のレポートの体裁の中に、指示文が入ったwordファイルが先生から渡される。それを少しずつ直し初めている途中のものなので、まだ指示文が埋まったところが沢山ある。

課題は、バクテリア(単細胞生物)に関して調べ、役に立つバクテリアを実験で確かめるというもの。アルファルファに窒素固定効果のある根粒バクテリアを作用させたものと、無いものを対称実験した。実験結果は、根に関してはバクテリアのある方が長く延びたが、葉に関してはバクテリアがない方が数が多かった。

葉に関する結果が予想と反しているので、関連情報をインターネット等で調べ、理論つけて考察するのに苦慮していたようである。下に引用したものでは、まだ書かれていないが、最終的には、考察していた。



以下のAbstructは、先生の指示文のままである。



















2013年2月1日金曜日

タレントと団体行動

坊主で謝罪したAKB峯岸みなみや柔道女子のパワハラ問題が話題になっている。

とにかく、以下、峰岸の丸刈り謝罪ビデオは公式サイトとあるし、動画を誰かが撮影しているのだから、本人だけの思いであろうはずがない。

しかし、いずれにしろ、後味がとても悪い。ちょっと考えてみた。ひとことでいうと、前近代的な日本社会の歪みが一挙に露呈したということだろう。彼女が、身を呈して考えるきっかけを与えてくれたことに、感謝して良いのかもれない。



以下に、友人のコメントを含めて、まとめると。。
  1. 全て含めて秋元康 http://bit.ly/Ys71aL のシナリオと思えるのがあざとくていや。(自分は元おにゃんこを妻 http://bit.ly/11g8iqM にしているのに。。)
  2. AKB商法そのものが胡散臭い。投票券」をつけるだけで、CDを何枚も買う人が出たり「恋愛禁止」も商品価値か。
  3. 処分の基準がなく、都度違う
  4. 体罰、パワハラである
  5. 恋愛禁止の契約は認められない
  6. 日本の男社会が若い女の子を本当に蔑視し、人権を軽視し、性を商品化し、虐げている
ほとんどが、プロダクションなどに対する批判であり、「偉い!」というポジティブな反応はほとんどない。。

また、丸刈りに対する批判も続出している。これは後述する。

うがった見方をすると、何度文句を言ってもプライバシーの侵害やすっぱ抜きをやめない週刊誌や記者に対して、芸能プロ側が、同情票を巻き込むために、一芝居打たせたとも思えないでもない。プライバシー侵害で訴訟をしても、時間や金のロスが大きい上に、以下に述べるように芸能人が公人と見なされると勝訴は難しいと思う。

Stanford大の John Ousterhout教授が雑談でいっていたのを思い出した。「パワハラねぇ〜。UC Berkeleyには、先生は成績をつけるまえには、学生と結婚してはいけないルールがあったね。」不公平を防ぐためだろうが、ルールはこの程度でよいのだろう。。

この丸坊主謝罪に関しての批判のリンク)
- 体罰だ!
    http://rocketnews24.com/2013/01/31/290139/

- 丸刈りというファッションに対して失礼:
    http://rocketnews24.com/2013/01/31/290275/

- この子、何歳くらいなのか知らないけど、高校生という訳じゃあるまいに、こうまでしてAKB48にしがみつかなきゃならないのかね、ということだったが、それはともかく、このビデオで見られることはセクハラ、パワハラ、いじめ、リンチ、そして体罰と呼ぶべき行為だ。http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2013/01/akb48-d9ad.html

- そんな個人の自由を禁止する就業規則があったら人権侵害で違法・無効であることは明らか。懲戒処分など認められないでしょう。
そもそも、好きでもない男(しかも少年)に公然と胸を触らせるポルノで「児童ポルノ」に該当する撮影をしたのは放任し、そちらの責任を上層部が何らとっていない。
 (中略)

女子柔道の暴力、レイプの問題と、AKB48の問題、通底しているのは日本の男社会が若い女の子を本当に蔑視し、人権を軽視し、性を商品化し、虐げていること。いずれの報道をみても、暴力、パワハラ、性の搾取のオンパレードではないか。
女性たちが本当に虐げられているので悲しくなる。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20130202-00023308/

謝罪)
一方、支配人から、「メイク室から出てきた時は、すでに坊主頭だったと聞いています。そばにいたスタッフは止めたようですが、馬鹿だと思われるかもしれないけど、今、自分にできる反省を形にしたいと取り乱すことなくハサミを前髪に入れたと聞いています。」と、いかにも苦しい弁明コメントもでている。
http://ameblo.jp/akihabara48/entry-11461344009.html 

タレントは公人)
AKBについて考えてみると。政治家もタレントも公人であり、プライバシーを見せて金を取る職業。たとえば、2011年冬には、ハリウッドでは、お土産屋で映画スターの自宅マップが売られており、バンによるスター豪邸ツアーもある。(以前はバスが回っていたらしいが、大型バスの乗り入れはさすがに他の住民の迷惑なので禁止されたらしい。)私も、エディマーフィーの家やらデカプリオの家やらを回ってきた。

そう言う意味で考えるとAKBもある意味ロールモデルとしてのイメージを売っているのだろう。

AKB48: http://ja.wikipedia.org/wiki/AKB48
 正規生、研究生あわせて100人近く、また、SKE48・NMB48・HKT48などの姉妹グループが存在するとのこと。。

どういうロールモデルなの?)
と考えると、
  1. 選挙して何人かを選んで。というプロモーションがそもそも受け入れられている?
  2. 団体行動が真?
  3. ルールを破ったらやっぱり制裁?
  4. それも、女の子に坊主頭って、体罰?
  5. そもそも大人の恋愛が禁止されるの?
1については、衆議院選挙の時に、「総選挙 結果」でググルと上位が全部AKB48だったので、受け入れられてはいるのだろう。

2に関して言えば、今まではちょっと売れると、リーダが離反して個人で売り出して、チーム解散とかあったけれど、あれとどっちがよかったのか?

相互監視と女性蔑視)
団体行動に関して、米国の高校で教えている先生がいっていた。女性が迫害されている社会からやってきた女の子(その先生は高校の先生)。は、お互いに凄く牽制しあうらしい。文化祭の出し物で例年ファッションショーをやるらしいが、中東とかから来た女の子は、「おまえはブスだ。」「衣装がにあわない」とののしり合いがヒドイらしい。
また、インドでもそうで、出来る女の子が級長になると、白人なら「すごいねー」となるところが、イジメが発生して、不登校になった子もいるらしい。

と考えると、AKBの過度の団体行動も女性が迫害されている日本の伝統文化なのかな。とも思えてくる。

欧米人に、このビデオを見せても説明しにくいだろうなぁ。。。

丸刈りについて)

CiNii 論文 -
男子中学生に対する「丸刈り」指導の効果に関する研究 : 都道府県別「丸刈り強制率」と各種指標との関連 - http://ci.nii.ac.jp/naid/110000479627

という論文を見付けてFacebookに流していた方がいる。有料であるが、大学は団体契約していて閲覧できたので、引用する。



丸刈りは都市部で廃れているし、丸刈りがイヤでそうでない学校に進学した人からも沢山コメントがあった。特に、大学教授とか企業研究所でクリエイティブな仕事をしている人から丸刈りへの批判が多かった。

団体行動とか行動指導といいながら体罰をしたり、女性蔑視したり、はたまた、就業規則だといいつつ社員を冷遇したりと、それが、前近代的なものだと気づかないのだろうか。