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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2012年7月9日月曜日

原発再稼働について、少し深掘りしてみた...

原発の安全性や放射能の課題)

専門ではないが、調査した結果を以下に書いた。修正していくので、コメントあればお寄せいただきたい。
2012年6月12日火曜日: 原発に関して調査して分かったこと


2012年6月13日水曜日:  放射能の害 - 内部被曝の危険


なぜ再稼働か)
夏を乗り切りたいから再稼働したいのではなくて、貿易収支や長期的な電力コストの削減のために再稼働するのだと思います。短期的な視点なら、そうそうに小型ガスタービン火力を沢山作っておけば良かったと思います。

関西電力や政府の説明が、ある意味まやかしなのですが。。
基本は長期的なエネルギー政策によって動くものでしょう。

私は賛成派とか反対派とか区切るのは無意味だと思います。オリンピックじゃないのだから勝ち負けを争っても意味がないように思います。

現実的な落としどころとしてなにがあるか。。と考えたときに、原発は稼働する。ただし、1) 停止が心配 2) 停止後の冷却が心配。3) 炉心を遙かに超えて膨大にある使用済み核燃料の冷却が心配。につきます。2) 3)は運転していても、停止していても危険性はさほど変わりません。

1) については、制御棒挿入は多重化されており、万が一の場合にも、ホウ酸水注入で停まるようです。が、これがまたもや人間の操作になっており、停電対策された地震計とリンクして、完全自動停止化さえすれば、十分安全性は確保できると思います。

いまやることは、再稼働反対ではなくて、1)の2)の安全確保に関する実証でしょう。それが、納得いかないときに、再稼働反対になるのが、筋道というものです。

貿易収支)

 http://s.nikkei.com/NeCAAV 2012年5月の日本の貿易は、震災直後の前年同月比62%減の2,151億円の黒字です。

 http://bit.ly/NAOLGB のリンクにあるように、もし、あと6基再稼働すると、燃料輸入を2,400億円押し下げるということです。つまり貿易黒字が2倍になる。これが、政府が再稼働を急いでいる理由でしょう。

 原発は建設に1機1兆円もかかり、その中には4年間分の燃料が入っています。(毎年1/4ずつ交換するらしいです。http://bit.ly/HrDN3c )燃料代がほとんどかからないので、原発を使いたいのは経済原則上当然なのでは。

 貿易赤字に対する対策を考えるのが、再稼働を遅らせるのに一番効果的でしょう。一つは節電だとか、節約だとか。。

貿易収支改善策の一例)

 日本は、消費文化から脱出しつつあるものの、浪費経済がいまだに続いています。必要もない道路を作ったり、エコポイントといいつつ、使える電化製品を捨てたり。地デジ化でTVを買い換えたり。携帯でも車でも使えるのにどんどん乗り換えていきます。これを、ロハスに変えれば、生産に使うエネルギーも資源も減り、輸入も減ると思います。

貿易のために海外に向けては製造すれば良いですが、国内に対しては、サービス産業への移行を促進するために、過度な商品サイクルの短縮と競争よりは、適正な競争と余暇の創出という手もあるでしょう。

というよりも、今は大企業の人は生産性が低く、働き過ぎで余暇がない。利益も低いので労働が非生産にまわっているように思います。余暇を作れば、消費にも回るのですがねぇ。

あとは、大量の赤字国債とか預金ですね。あそこに金が滞留しています。まだまだ、日本は相当豊かな国だと思います。

何が根源問題なのか)
実は、日本は、日本列島改造論の呪縛から脱出できていないのでは。
少子化でもあるし、以下を変えれば、エネルギーは自然といらなくなる。長期的な視点で議論して、プランを立てることこそが必要。単発の原発稼働がどうこうで騒いでいたらまた、大枠が決まらない。
  1. 自然を改造して、便利な暮らしにすることの間違い
  2. 大量消費による産業新興の間違い。スローで、ロハスな時代になり、地球資源を大事に使うべき。国内消費は、浪費から、サービス産業へ
  3. インフラによる時間短縮から、自助努力による時間の有効活用へ
これについては、

2012年7月23日月曜日

簡単に再掲すると、例えば、JRリニア。のぞみで1時間40分の東京名古屋間 http://bit.ly/NApA72 を、40分で結ぶ。http://bit.ly/NcXRsT 。確かにすごいことだが、人の住んでいない、南アルプスをぶち抜くコストは大きい。そもそも、都内や名古屋内の移動で、それぞれ簡単に30分から1時間近くロスするのに、東京名古屋間だけ短縮してどうするんでしょうか。

1時間節約するよりも、無駄な会議をなくし効率的に仕事をして、時間を稼ぐとか、
権限委譲し、ゆっくりと温泉にでも1泊しつつ出張したいと思いませんか。あくせく、数秒を削るよりも、ゆったり、楽しく仕事をしたいと思いませんか。

そもそも、儲かる商品の作り方、上手な製造の仕方、儲かる売り方に対する研究が全く足らないと思います。(別途書きたいと思います)

インフラで時間を節約するよりも、仕事の仕方を変えた方が、はるかに効果が大きい。以下にも書いた。自分でやれないからと、環境やインフラを改善するのは、高度成長時代以来の志向の偏りだと思う。

2012年7月8日日曜日: トップダウンと権限委譲


技術進化には時間がかかる)

http://s.nikkei.com/LRHHJC こんな新技術の原子炉がある。原発事故の直前2011/1月に報道されている。900度で直接水素が作れ、水素ガス自動車が走らせられる。もちろん通常の発電につかっても熱源温度が高いので海洋の熱汚染をしない。原理的に熱暴走しない。
が、福島事故以来、タブーになって報道すら出来ない。

再生可能エネルギーも環境を破壊する)


ダムによる自然破壊も考えた方が良い。遠州の中田島砂丘は激しく後退しています。天竜川沿いの自然も激しく破壊されている。http://bit.ly/ObmlSm
世界では、すでにダムを破壊して元に戻す実験も行われています。例えば米国では、http://bit.ly/LSdQPd 
そろそろ、日本列島改造の考え方から目を覚まして、自然と共存すべきだと思う。

太陽電池も現在の原発を補おうとすれば、国土の6%の広さが必要になるし、気ままな発電であり、どこかに貯める技術か、別な発電設備が必要になる。二次電池は極めて、製造にエネルギーと資源がかかり値段も高い。移動体以外に使えるレベルではない。

海洋温度差発電はもっと危ない。地球環境に重大な影響を及ぼす深層海流に影響をあたえる可能性が大きい上に、温度差が小さいので、熱汚染がきわめて大きい。

熱機関の理論熱効率はカルノーサイクルで与えられるとして、最大で、http://bit.ly/LIaH6b の式になる。

発熱部が500度を超える火力のコンバインドサイクル(ガスタービンと蒸気タービンを併用) での熱効率は、http://bit.ly/wS28Hl にあるように50%を越える。つまり、発電機の効率がかなり高いので、発熱の50%の電気が起こせる。

原発は炉心材料が熱に弱い(放射線と熱の両方に強い材料がない)ため、炉心温度は300度程度。その結果熱効率が30%くらいに下がる。つまり海水を熱汚染する。

ところが、海水の温度差はせいぜい25度。これで電気を膨大に取り出そうとすると、ものすごく深層海流を熱汚染することになる。以下に計算した結果をあげる。

火力のコンバインドサイクル: 理論熱効率 62% - 実際50% : 理論比率0.79


原子力: 理論50% - 実際 30%: 同比率 0.60 (ガスタービンと蒸気タービンをダブルで使ったコンバインドサイクルよりは効率が低い)

温度差発電(海水温度30度 と5度を想定): 理論 8% - 実際は原発同様の0.6を仮定すると熱効率 5%。

100万kWを発電するときに出てくる熱は、火力0.48M Cal/秒、原子力 0.80M Cal/秒。海水温度差発電 4.8M Cal/秒 と火力の10倍熱汚染することになる。このペースで深層海流を熱汚染したら、CO2問題どころではない。

議論の仕方に問題があるかも)
いろいろな話しが、整理されきっていないと説得力に乏しい。

長期的な電力プランがないので、電力会社は、長期的な燃料買い付けでコストダウンできません。だったら、長期プランを検討するのが先決。

一者独占で、経営効率が悪いのが問題というならば、そこのデータをとり議論したうえで、発電の自由化にもっていけば良い。

論点が不明確で、データもない議論をしていても、組織がわは、「おまえら、ドシロートが。。」と思って無視するだけで有り、何も変われません。

変わらなかったのは、体制側が悪いだけではなく、実は、変えようとする側の、説得姿勢に問題があったようにも思います。上手くいかなかったときには、人の性にするのではなく、自分達の手法をまず反省してみることが、大事だと思います。

使用済み核燃料こそが危ない)
それから、原発1機にある核燃料の総量は http://bit.ly/MdCzvF によると、70トンから130トン。ところが、使用済み核燃料は、http://bit.ly/MdCzvF によると、日本には、3万8千トンもあります。原発一基を動かしたからどうにか変わるという、状況を超えていると思いませんか。だからといって、野放図にうごかしていいわけではないのですが、先送りできない、この大量の使用済み核燃料をどうするか考えるほうが先なのでは。冷却が停まると、熱を出す使用済み核燃料プール自体が危なくなります。再稼働するかしないかの議論よりも重大です。

各原発にある使用済み燃料の総量 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4110.html


科学的に議論が出来ていないので、一番肝心な問題が見落とされている。これが、一番こまったことでしょう。

どう対策するか)

日本では再処理工場に猛烈な反対があって、六ヶ所村 http://bit.ly/NAmzmY での再処理はできません。これは、技術的に解決ができているかどうかはともかくとしても、再処理に伴う放射能汚染の説明ができていないのが原因のようです。

絶対に停まらない冷却系を作る)
海水による冷却系、タンクによる冷却系など、多重系にして、ほぼ冷却が停まらない、燃料プールを作るべきでしょう。

1969年に99.9999%の信頼性で月に人を送っています。http://bit.ly/HzC5uL 技術も進歩しているし、重さの制限のない地上でその信頼性を達成できないとなぜ決めつけるのでしょうか。

大飯原発再稼働に関する報道)
ところが、大飯原発の稼働では、火力が8機停まった、ウソだ、まやかしだ。。という意見が出ています。

大飯は、夏場の需要逼迫に備えて稼働したのでしょ。需要がなければ止めるのはあたりまえなのでは。

疑問に思うところは、大飯原発の118万kWに対して、ナゼ火力8機も止めて大丈夫かというところであり、http://bit.ly/MdBIes をみると、6台で255万kWの火力発電所もあり、燃費調整のためにフル稼働していなかったとすれば、納得できるのでは。

原発に対する賛否の住民投票をするために署名しているところがあるが)
とりあえず、住民投票をすることを決めれば、みんな勉強するでしょうという、主催者側の主張である。が、これはおかしい。

なにをするにしても、まず問題意識があってから行動をするのであって、行動しましょうと決めてから、問題点を探るのは本末転倒だと思います。

問題提起としては、完全ではなくても良いので、原発を稼働した方が良い点、条件付き稼働が良い点、冷温停止にした方が良い点、廃炉にしたほうが良い点などを示すべきでしょう。

 原発賛成派・中立派の人は、感情論での大騒ぎに巻き込まれる懸念が払拭されない限りは、投票しないのでは。ほおって置いても再稼働の方向に傾きそうですから、あくまで投票するのは、反原発派でしょう。本当は、議論をしたいひとに皆投票してもらって、本当に議論すべきなのでしょうが、どうやったらそれを納得してもらえるのでしょうか。また、中立や賛成派の人がそのエネルギーを割こうと思うのでしょうか。


これが、ウソだまやかしだ、、となってしまう人がいるのでは、それは、積極的に原発を反対する人以外は、あえて議論して、住民投票などしようとは思わないでしょう。どのように議論を進めるつもりなのか、筋道を示さなければ、反対派以外は、無関心になるのが自然なのではないのでしょうか。

西洋の民主主義は、権利獲得の為の革命の歴史だったと思います。日本に民主主義が根付いていないのは、そういう機会がないまま、お偉い方のご指導で動いてきたからで有り、今回は、そのお偉い方の意向に対して、ご意見しましょうというのですから。一筋縄ではいかないように思います。

短期稼働は難しい)
http://bit.ly/NenZ8u にあるように、大飯原発100%稼働まで、7日間かかっている。途中クラゲが大発生し、調整運転で1ヶ月様子をみてから、ようやく営業運転。それは、一時的に稼働させたりはしたくない。動かし初めと、止めたときに事故が起きやすい。。。

橋下市長が主張する大飯一時稼働に対して、上記を説明したメディアはあったのだろうか。それとも、やはり、長く続いた地域独占のために、関電の広報が機能していないのか。説明責任が果たせていない、科学的に議論ができていないのは、大問題である。
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